歌っていても全然高い声が出ない・・・
といった人は胸式呼吸で歌っている可能性があります。
胸式呼吸や腹式呼吸は名前ぐらいは知っているかとは思いますが。
簡単に言ってしまえば、プロの歌手や舞台俳優が、大きな声を出す時には基本的にみんな腹式呼吸、
普通の生活をしている時は基本的に胸式呼吸、と覚えてもらっていて構いません。
詳しい仕組みなどはここでは省略しますが、長い時間歌う為にはこの腹式呼吸を覚えなくてはいけない
という事です。
胸式呼吸で歌っているとすぐに喉が痛くなったり、歌っていてもしんどかったり、と歌う面で
は良い事は一つもありません。
逆に腹式呼吸をマスターすれば、歌手のようにライブで何時間歌おうが、
どれだけ高い声を長時間出そうが、喉にほとんど負担をかけることなく歌う事が可能になるわけです。
カラオケが好きでこれからもジャンジャン歌っていきたいと思っている方は、
ぜひ腹式呼吸をマスターする事をオススメします。
ただ腹式呼吸というのは、すぐに習得できるものではありません。音程やリズムを直す事
に比べて上達が難しく、出来る人はすぐに出来ますが、出来ない人は何年もかかっ
てしまいます。あきらめずに続けて下さい。
オススメの練習法
まずは歌っている時に全身の力を抜く事から始める。大抵の人は、歌っている時に力が入り、
肩があがり、喉を絞めて歌っています。喉をしめつけないように全身の力を抜き、喉を開きなが
ら歌う事から始めて下さい。
喉はあくびが出そうなぐらい、むしろあくびをする口で声を出して下さい。
温かい空気を吐くようなイメージで。イメージしにくい場合は口の前に両手を持っていき、
真冬の寒い外にいる事を想像し、手を温めるように『ハァー』と息を吐いてください。そして
その状態をキープしたまま、歌って下さい。
その際、自動的にお腹に力が入ります。お腹以外の部分は脱力して下さい。みぞおちが
殴られたような感覚を覚えて下さい。まずはこの喉の形でいつでも歌えるようにして下さい。